遠征する時に失敗しないホテルの選び方
自分が推しているアーティストのシングルが2、3曲発表されたら、その後はいよいよお待ちかねの新しいアルバムが発売されます。
そうなると、ワクワク・ソワソワしてきます。
それを引っさげて、全国を巡るツアースケジュールが発表されるからです。
ファンならば、行きたいと思うのは当然のこと。
好きなアーティストと、同じ時間を過ごすことができるんですから。
より長く過ごしたい気持ちが大きくなると、地元のコンサートに行くだけにとどまりません。
地方でのコンサートに遠征してみようと考えます。
遠征するとなると、日帰りができなければ、ホテルに宿泊するのは必至。
ですが、同時にこんな悩みが。
ホテル選びで失敗するのは、避けたいものです。
たとえば、ホテルからコンサート会場まで離れていたら、どうなるでしょうか。
ただでさえ、見知らぬ街は土地勘がなくて、戸惑うものです。
どの路線に乗るのか迷ってしまったり、乗換に手間取ってしまったりするかもしれません。
それは絶対に避けたいですよね。
大好きなアーティストと、同じ時間をより長く過ごしたくて遠征するのに、そんなことになったら悲しいです。
ホテル選びにうまくいったら、そんなことを避けられて、思いっきりコンサートを楽しめます。
そのためにも選ぶポイントをきちんと確認して、快適な遠征にしましょう。
ホテルの種類は2つ
「ホテル」とひと口に言っても、主に以下の2つのタイプがあります。
シティホテル
ビジネスホテル
なんだ、それくらい知ってる、と思われたかもしれません。
この2つの違いについて、ぼんやりとイメージはできる人が多いことでしょう。
しかし、改めて問われた時、うまく説明できないものです。
なんてことが起きないとも限りません。
この違いをしっかり認識しておくことが、ホテル選びがうまくいくことにつながります。
それでは、違いについてみていきます。
こんな人におすすめ 遠征資金に余裕があれば、シティホテル
シティホテルの特徴
多くが都市部に立地。
家族やカップル、一人旅や出張などさまざまなニーズに応えられます。
価格帯は安価なところから高額なところまで幅広いです。
スパやジム、バーなどの施設が備わっていたり施設が充実。
客室はツインルームやスイートルームなど。
ビュッフェ形式の朝食がついているところも。
遠征資金に余裕があるなら、シティホテルを選んでみるのも、ありでしょう。
こんな人におすすめ リーズナブルに利用するなら、ビジネスホテル
次に、ビジネスホテルはどうでしょうか。
ビジネスホテルの特徴
駅近という交通に便利なところに立地。
客室はツインルームもありますが、シングルがメイン。
比較的リーズナブルに利用可能。
もとは出張で利用する男性をメインターゲットにしていたため、朝食なしの素泊まりが多いものでした。
しかし、最近は女性の利用客も増えてきています。
以下の嬉しいサービスが充実しているところもあります。
嬉しいサービス3つ
朝食つき
女性専用のフロア
アメニティグッズの豊富な取り揃え
シティホテルだと、高級なイメージがあってなかなか手を出しにくいものです。
ビジネスホテルだと、男性が宿泊するイメージを持っていた人も多いのではないでしょうか。
今までは候補のひとつに入れにくいものだったかもしれません。
しかし、ビジネスホテルは今では男性のみならず、女性もターゲットにしています。
上述したような、女性向けのサービスを提供しているところもあって、おしゃれなビジネスホテルも増えています。
手頃に利用できますので、シティホテルに宿泊するほど豪華な遠征にしたいわけでなければ、ビジネスホテルをおすすめします。
費用をさらに抑えたいなら、カプセルホテルを利用してみるのも、ひとつの手です。
ライブで遠征する時にホテルを選ぶポイント3つ
先ほどはホテルの種類についてお伝えしました。
自分が選ぶホテルの種類がわかったら、ライブ遠征時のホテルを選ぶ具体的なポイントについて、紹介します。
コンサート会場までの所要時間
乗換回数 周辺飲食店の有無
営業時間 コンビニ・ドラッグストアの有無
上記のポイント3つが大事です。
1：コンサート会場までの所要時間・乗換回数
そんな経験はあるはずです。
誰もがコンサート会場近くのホテルに宿泊したいので、争奪戦必至です。
なるべく早めに確保することが大事です。
そうはいっても、仕事やバイトが忙しくて、ホテルの予約が後回しになってしまうことは、少なくないです。
悲惨にも、コンサート会場から不便なホテルに宿泊することになってしまうことがあり得ます。
ふだん暮らしている土地勘のある街と違って、地方のコンサート会場はまったく見知らぬ街。
事前に確認しておきたいのは、以下の2点。
確認したい2点
会場までかかる時間
電車などの交通機関の乗換回数
コンサート会場では、さまざまなグッズを買うことがあります。
行く時よりも荷物が増えているものです。
荷物を抱えて歩くのは、大変です。
何より、コンサート会場ではほとんど立ちっぱなしです。
疲れた足で帰るのに、ホテルがコンサート会場から遠かったら、疲労感が増してしまいます。
遠征経験者からはそんな声が聞かれます。
ホテルからコンサート会場の最寄り駅までは、せめて20分前後くらいの短い移動時間で済ませたいものです。
ベストは乗換なしで移動できることです。
乗換がなければ、所要時間の目処がつきやすくなるメリットがあります。
また、見知らぬ街に赴くわけですから、どこ行きの、どの電車に乗っていいか迷う心配も少なくなります。
多くても、乗換は1回か2回くらいにとどめておくといいでしょう。
乗換が多すぎすると、コンサート会場まで思いのほかかかってしまう恐れがあります。
恒例になりつつありますが、大晦日に開催される、ジャニーズのカウントダウンコンサートの会場としてすっかりおなじみです。
最寄り駅はJR「水道橋」駅、 都営地下鉄三田線「水道橋」駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅です。
東京ドームの収容人数は、公式ホームページによると、55,000人。
それだけの人が入ると、コンサートが終わってすぐに出られることは、まずないものです。
退場には規制がかかって順に出ることになるので、その分、時間がかかります。
5大ドームツアーでコンサートがよく行われる会場のひとつです。
公式ホームページによれば、収容人数は東京ドームと同じ、55,000人。
その最寄り駅は阪神電車なんば線「ドーム前」駅や、大阪メトロ長堀鶴見緑地線「ドーム前千代崎」駅です。
しかし、滋賀県に京セラの工場があって、その最寄り駅が近江鉄道本線「京セラ前」駅なのです。
京セラドーム大阪への行き方を、スマホで検索しようとするとします。
乗換案内のアプリで「京セラ」と入力すると、「京セラ前」駅が真っ先に表示されます。
あろうことか偶然にも、「京セラ前」駅と「ドーム前」駅の隣駅のどちらともが、「桜川」駅です。
そのことがややこしくしている一因にもなっています。
そのため、その「京セラ前」駅を、京セラドーム大阪の最寄り駅と勘違いする人が続出しています。
コンサート会場は大阪なのに、滋賀県に降り立ったのではどうしようもありません。
ホテルからコンサート会場までの所要時間や、交通機関の乗換回数の確認をきちんと行うことは、もちろん重要です。
最寄り駅もきちんと抜かりなく確認しておきたいものですね。
ここまでをまとめると、以下の3つが大事です。
ここが大事
コンサート会場から宿泊するホテルまで、2km以内。
電車の場合はコンサート会場までの距離より、乗換回数が重要。
全国には、似たような地名や駅があるので、焦らず確認しましょう。
以下のアプリをスマホにダウンロードしておくと、遠征に役立ちます。
【主な機能】国内航空券リアルタイム検索、国内ホテル検索、旅行の価格比較・予約／観光ガイド
【対応OS】iOS 6.0以上、Android OS 2.1以上
【主な機能】複数の旅行サイトの横断検索、ツアーや宿泊等の旅行商品検索
【対応OS】iOS 10.0以上、Android OS 5,0以上
【主な機能】時刻表、鉄道の乗換案内、乗車時間
【対応OS】iOS 7.0 以降。iPhone、iPad、および iPod touch に対応。 Android OS4.0.3 以上
2：周辺飲食店の有無・営業時間
ご当地グルメを味わうことは、遠征という名の旅の醍醐味ではないでしょうか。
ガイドブックをわざわざ持ち歩かなくても、スマホでなんでも調べられる時代です。
遠征先の土地名と、ご当地グルメ、の2ワードを入れて検索すれば、その土地のグルメや、おすすめの飲食店の情報を手軽に調べられます。
宿泊するホテルの近くに、お目当ての飲食店があると、ラッキーです。
コンサート会場近くのホテルを取れなかったら、移動が大変になって落胆してしまいます。
それならいっそ、旅行気分でご当地グルメを楽しみましょう！
そんなふうに前向きに気持ちを切り替えると、遠征を楽しめるようになります。
コンサートは多くが夜8時、9時ごろに終わります。
コンサートからの帰りに、行きたいと目星をつけた飲食店に寄ってみたのに、本日の営業が終了していたら、悲しいものです。
夜何時まで営業しているか、きちんと確認しましょう。
飲食店の営業時間が、翌日の電車や飛行機、新幹線などの出発時間に間に合うなら、ホテルのチェックアウト後に寄ってみるのもありです。
好きなアーティストを拝んで心が満たされたついでに、お腹も満たしてしまいましょう。
3：コンビニ・ドラッグストアの有無
遠征にアクシデントはつきものです。
ですが、コンビニやドラッグストアがあれば、たいていのものが揃っています。
うっかり忘れ物があっても、調達することができます。
宿泊するホテルに朝食サービスがついていなくても、そこで用意すればいいのです。
意外と見落としがちなのが、ミネラルウォーター。
ホテルの客室に備わっていることも多いですが、定価以上の値段設定がほとんどです。
コンビニやドラッグストアで、なるべく安く手に入れたいものです。
遠征は非日常なので、想定していなかったことが起きる可能性が大いにあります。
たとえば、急な腹痛だったり、頭痛だったり。
最近では、コンビニにも医薬品が売られている店舗がありますが、まだまだ少ない印象。
ふだん使っている鎮痛剤を持ち歩くのが無難ですが、そういう時に限ってついつい忘れているものです。
ましてや、鎮痛剤はドラッグストアにしか置いていないことが多いです。
コンサート会場やホテルの周辺にドラッグストアがあるかどうかを、確認しておくとよいでしょう。
まとめ：ライブ遠征時のホテルを選ぶポイント3つ
ライブで遠征する時に、ホテルを選ぶ3つのポイントをおさらいします。
コンサート会場までの所要時間・乗換回数
コンサート会場からなるべく近いところがベスト。
しかし、周辺のホテルは速攻で満室になってしまうので、せめて2km圏内で選びましょう。
乗換はないに越したことはありません。
多くても1、2回にとどめておくと、ホテルからコンサート会場までの所要時間の目処がつきやすくなります。
コンサート会場でほぼ立ちっぱなしで疲れた足で、グッズを持ち歩く時間は、極力少なくしたいものです。
周辺飲食店の有無・営業時間
せっかく遠征に行くからには、遠征先のおいしいグルメも堪能したいものです。
今ではスマホで手軽に検索できるので、事前に確認しておくといいでしょう。
コンビニ・ドラッグストアの有無
どんなに準備を完璧にしたと思っても、遠征先でアクシデントに見舞われることがないとは、言い切れないものです。
コンビニやドラッグストアがあれば、たとえ忘れ物があっても、たいていの日用品を賄えます。
朝食サービスのないホテルに宿泊する場合、翌日の朝食を用意するのをお忘れなく。
上記3つのポイントを確認して、ホテル選びがよいものになれば、快適な遠征になること、間違いなしです。