でも、日帰り遠征がちょっと苦手で…泊まりばっかになっちゃう。
ただ、日帰り遠征にはちょっとした心得があるんですよ。
教えて!
泊まりがけでのんびりと行く遠征は、いいものです。
そんなふうに苦手意識を持っている方も、中にはいるのではないでしょうか。
そんな理由で、日帰りのライブ遠征をあきらめていませんか。
行けるはずのライブで、好きなアーティストと同じ時間を過ごせるせっかくのチャンスを、みすみす逃してしまうのはすごくもったいないです。
日帰りのライブ遠征の準備における心得5つ
日帰りのライブ遠征には、準備における心得があります。
その心得とは次の5つ。
日帰り遠征の心得5つ
帰りの時間の確認
交通手段の確保
遠征当日に着る服装の事前決定
遠征地の到着後の予定
日帰り遠征の持ち物
心得さえ掴めば、日帰りの遠征が楽しめます。
ここでは、日帰りで遠征する際の心得をご紹介します。
日帰り遠征は準備が一番重要
日帰りで遠征する時、重要になってくるのが準備。
準備さえしっかりすれば、ライブを思う存分楽しめるといっても、過言ではないほどです。
日帰り遠征する時に、不安になってくるのは、帰る時間のことが多いもの。
ですがそれ以外に、準備段階で重要なポイントがあります。
準備がなぜ重要か、見ていきましょう。
ポイント1:帰りの時間の確認
日帰り遠征する時の大事なポイントは、特に帰りにあります。
高速バスを利用する場合、深夜帯のバスがあります。
そのため、ライブ終演まで残っていても、乗車に間に合います。
ですが、新幹線・飛行機の場合はそうは行きません。
注意点としては、以下の5点が挙げられます。
注意点5つ
・終電時間を確認する
・ライブの終演時間を確認する
・会場の最寄り駅までの道を確認する
・時間にゆとりをもつ
・無理せずに途中退場する
終電に間に合うように逆算して行動しましょう。
こんな例があります
たとえば、18時開演だとします。
ライブ時間は2時間半〜3時間くらいのことが多いです。
普通に考えると、会場を出られるのは、20時半〜21時くらいです。
ですが、メジャーなアーティストのライブだと、退場するのに規制がかかります。
規制がかかると、プラス30分ほど多めに時間を見ておく必要があります。
「東京」駅発「新大阪」行きの新幹線の場合
最終出発時刻は21時24分です。
「東京」駅までの移動時間を考えると、とても終演まで残っていられる状況ではなくなります。
「新横浜」駅発「新大阪」行きの新幹線の場合
最終出発時刻は、21時42分です。
横浜アリーナは「新横浜」駅のすぐそばです。
新幹線のホームまで30分くらいで着きます。
終演ギリギリまで残っていても、間に合う可能性は高いでしょう。
日比谷野外音楽堂は、音出しが20時30分までと決まっています。
そのため、21時台の新幹線に間に合います。
ですが、終演が早いかな、と思ってもアクシデントに見舞われる恐れがあります。
会場から新幹線の駅まで1時間は見ておくといいでしょう。
飛行機の場合だと?
それが飛行機となると、なおさら。
搭乗の1時間前には、空港に着いている必要があります。
また、新幹線の駅よりも会場から遠いところに位置しているのがほとんどです。
新幹線を利用するよりも、さらに余裕のある移動時間を見ておかなければなりません。
終電に間に合いそうになければ?
終電に間に合いそうになければ、名残惜しいですが、途中退場もやむなしです。
その場合、周囲の人の迷惑にならないように、そっと退場しましょう。
最終出発を逃してしまったら?
新幹線や飛行機の最終出発を逃してしまったら、宿泊したり、高速バスでの移動に切り替えたりしましょう。
急に宿泊することになったら?
宿泊する場合、ネットカフェの利用もありですよ。
モバイルバッテリーを持ち歩いても、モバイルバッテリー自体の充電がなくなって、スマホ本体の充電ができなくなってしまうことがあります。
その点、ネットカフェですとスマホの充電ができますし、ドリンクは飲み放題です。
またネットカフェ自体、薄暗い照明で、静かな空間なので、仮眠を取るには充分です。
ポイント2:交通手段の確保
交通手段を確保しましょう。
ライブチケットを手に入れても、会場までの移動手段を確保しなくては、意味がありません。
交通手段として、考えられるのは次の3つ。
考えられる交通手段3つ
・新幹線
・飛行機
・高速バス
交通手段1:新幹線
ライブでは、ほとんど立ちっぱなしで観覧することが多いものです。
そのため、行きはともかくとしても、帰りは指定席を確保しましょう。
疲れた足を休息させることができます。
浮腫んだ足をしっかり休息できれば、ライブ翌日の予定に影響が出るのを最小限に抑えられますよ。
ただ、速い代わりに新幹線代は高いです。
ですが、安く抑える方法があります。
「EX早特21ワイド」というJRのサービスを利用する方法です。
EX早特21ワイドのメリット!
・21日(3週間)前までの予約で、終日、「のぞみ」の普通車指定席がお得になる。
・EX予約専用ICカード、もしくは交通系ICカードを改札機にタッチするので、チケットレスで乗車できる。
ライブ遠征のような、前もって予定が決まっている時にはうってつけです。
ギリギリまでライブを観覧していたら、時間がなくなってしまった、ということはよく起こり得ます。
事前にチケットを準備することで、駅での時間ロスを防げます。
乗車チケットの購入に手間取って乗れなかった、とか、席がいっぱいで座れなかった、とか、そういったことがなくなりますよ。
EX早特21ワイドの注意点!
ただし、GWやお盆、年末年始など利用できない設定除外日があるので、注意が必要です。
交通手段2:飛行機
ここがメリット!
・ふだんからマイルを貯めていれば、新幹線を利用するよりも安価。
・より速く移動できる。
実際私の知人には、貯めたANAマイルを使って、東京・成田空港から関西・伊丹空港まで片道わずか1,000円以下で飛行機を利用した強者がいます。
ただし、空港は駅やバスターミナルと比べると、会場からほど遠いところに立地しています。
そのため、予定していた空港行きのバスに乗れないというピンチに遭遇する率が高いです。
ここに注意!
・11月〜3月の北海道公演の場合、飛行機が大雪のために欠航ということが起きるかも。
・台風シーズンの沖縄公演も、注意が必要。
遅延時の便の変更や、払い戻しの可否など、航空券の規約をきちんと確認しておく必要があります。
交通手段3:高速バス
上記ふたつと比べて、移動費を安く抑えられるのが、なんといっても高速バス。
確かに、上記ふたつよりも寝つきが悪くなったり、やや疲れやすかったりする側面は否めません。
高速バスは直前になるとさらに安くなりますが、ここは席の確保が大事です。
早めに予約しましょう。
ここがメリット!
・新幹線や飛行機と比べて、最終便の出発時間が遅い。
出発時間が遅いと、ライブがダブルアンコールで長引いてしまっても、最後まで時間を気にすることなく見ることができます。
また、退場時の混雑に巻き込まれることが避けられます。
そのため、帰る時間に余裕をもつことができますよ。
ポイント3:遠征当日に着る服装の事前決定
次に、遠征当日に着る服を、前もって決めましょう。
移動時間が長くなることを考えると、快適さ重視で選ぶといいですよ。
また、意外にたくさん歩くことがあります。
そのため、歩きやすく、履き慣れた靴がおすすめです。
これは避けて!
高いヒールは足が長く綺麗に見えますが、遠征にはおすすめしません。
それでも、ライブで高いヒールを履きたいなら、持っていって履き替えるのもありです。
ですが、かさばって荷物になりますから、極力控えたほうがいいでしょう。
ポイント4:遠征地到着後の予定
遠征地に着いた後の予定をざっくり立てましょう。
会場までの移動方法や、どうやって過ごすかを事前に考えておくといいですよ。
ここに注意!
特に、高速バスを利用した場合、早朝に着くことが多いもの。
開店前に到着するなんてことは、ザラです。
高速バスを利用する時はすっぴんで、降りた後にメイクすることが考えられます。
ポイント5:日帰り遠征の持ち物
日帰り遠征の荷物は、コンパクトにまとめるのが一番です。
泊まりではないので、ホテルに預けることもできません。
荷物の大きさは、300円の小型コインロッカーに入るくらいにとどめるといいでしょう。
そのためには、「絶対に忘れてはいけないもの」「あると便利なもの」に分けて考える必要があります。
絶対に忘れてはいけないもの
- チケット
- 現金(クレジットカード)
- スマホ
- 眼鏡やコンタクト
- 交通系ICカード
- モバイルバッテリー
- 家の鍵
チケットはいうまでもありませんね。
それがないと開場すらできませんから、忘れずに持っていきましょう。
現金はグッズの購入や、コインロッカーに荷物を預ける時に必要となります。
キャッシュレス決済が進んでいる今、スマホは必要不可欠となっている方も多いことでしょう。
忘れると、日常生活に支障が出るほどです。
眼鏡やコンタクトは、高速バスの利用者なら、特に必須です。
交通系ICカードは、先述のEX早特21ワイドで必要となります。
あると便利なもの
- 移動中の快適グッズ
- エコバッグ
- メイク落としシート
- マスク
移動中の快適グッズとして、折りたためるスリッパや、空気を入れて膨らます携帯枕、アイマスク・耳栓があると便利です。
エコバッグは持ち歩いている方も多いかもしれませんが、会場で購入したグッズを入れるのに持っていくといいでしょう。
メイク落としシートは、高速バス移動限定で必要です。
眠る時はすっぴんがいいという方は、帰りのバスに乗る前や乗った後にメイクの拭き落としに使いましょう。
そして、マスク。
コロナ禍で、着用の義務みたいな雰囲気が、すっかり出来上がってしまいました。
ですがコロナが仮に収束しても、すっぴん隠しに役立ちます。
荷物をコンパクトにまとめるコツ
なんといっても、かさばるのはメイク道具。
化粧水・乳液などは1回分の使い切りタイプで充分です。
高速バスの移動で歯ブラシが必要な時は、100均で売られている、歯磨き粉付きの使い捨てタイプがおすすめです。
さらに荷物を減らすには?
さらに荷物を減らすとしたら、遠征先で必要なものを調達しましょう。
コンビニさえあれば、たいていのものが揃います。
まとめ:日帰り遠征は準備と事前確認がすべて
日帰り遠征の心得をおさらいします。
帰りの時間の確認
日帰り遠征で不安になる点ですよね。
しっかり確認しましょう。
交通手段の確保
交通手段を確保しなくては、何も始まりません。
新幹線?
飛行機?
高速バス?
自分に合った交通手段を選びましょう。
遠征当日に着る服装の事前決定
たくさん歩くことも考えて、快適な服装を心がけましょう。
遠征地の到着後の予定
高速バスを利用すると、早朝に遠征先に着くことが多いもの。
ライブまで時間があるので、どう行動するかざっくりと計画を立てておくといいですよ。
日帰り遠征の持ち物
なるべくコンパクトにまとめるのがベスト。
しかし、天候だけはどうにもなるものではありません。
雪や台風の季節に、遠征翌日に会社や学校がある場合、帰ってくる時間が押すことを考慮して、朝に着くのを避けるのがベスト。
準備と事前確認をきちんと行って、スケジュール通りに進めば、日帰り遠征は楽ですよ。
何より、遠征費用を抑えられて、効率よく楽しめます。
日帰り遠征をうまく利用して、大好きなアーティストと同じ時間を過ごしましょう。